3年前に知り合った現地人のホーディと連絡が取れ,一緒に晩飯を食うことになった。
8:00の待ち合わせだったが,予想通りホーディは遅れてきた。
これがボルネオ時間だ。
ホーディはイスラムの女の子を連れてきた。
この子がとても日本語がうまく,日常会話はすべて日本語でこなす。
聞けば以前JTBで働いていたそうだ。
日本語はコタキナバルで勉強したらしい。
まったくマレーシア人の語学能力には驚くばかりだ。
この子の案内で,フィリピン人の不法難民が多い地区の屋台村へ連れて行ってもらった。
焼き魚主体の屋台村だ。
ここの魚が美味しいのなんの。
おまけに現地流の食べ方を教えてもらった。
右手で食べる食べ方だ。
左手は使わない。
左手はトイレで使うのだ。
手で食べるのはとても難しく,
ご飯が(これまたパラパラのタイ米)こぼれ落ちる。
向かいの現地の家族連れの奥さんは僕の様子を見てケラケラ笑っている。
なにくそと努力をした結果,けっこう上手に食べれるようになった。
コツはつまんだご飯を少し固めてから口に運ぶことだ。
帰り際,多くのフィリピン人の子どもが真っ暗ななか遊んでいる。
聞けば,学校には行っていないらしい。
美味しい海の幸だったが,一方でこの国の実情を垣間見た気がする。
明日は早朝よりキナバル方面に向かう。
明日の宿は安宿で,ネット環境にはないだろうから,
この続きは明後日になる。