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2012年11月28日(水) 
11月27日午後、姫路市防災センター5Fの災害対策本部会議室で「地域防災におけるICT利活用・風水害時の避難行動等に関する検討専門委員会」という長い名前の会議の第1回会合が開催されました。メンバーは委員長に防災心理学・防災教育学が専門の兵庫県立大学環境人間学部の木村玲欧准教授、副委員長に姫路市副市長兼危機管理監の飯島義雄さん、そして地域防災の担い手である連合自治会、消防団、自主防災組織に加え、災害情報の観点から地域SNSから小生という総勢9名。そして姫路市と防災協定を結んでいるヤフー株式会社からソーシャルアクション室の佐竹室長がオブサーバーとして情報提供してくれました。

会議の狙いは、「地域コミュニティの絆の強みを防災対策に積極的に取り入れる」「風水害時の垂直避難を正式に位置づける」「地域防災情報員制度の設立などICTを活用した多重的な情報収集のあり方を検討する」ということ。伊勢湾台風災害のあと1961年に制定された「災害対策基本法」以来、全国津々浦々大きな変化のない行政の災害対応の中で、姫路市が初めて切り込む積極的な取り組みです。

姫路市が全国に先駆けてこのような検討を行う背景には、地域防災の要となる「祭り」が大変盛んなこと、自主防災組織の組織率が全国トップレベルの99.9%と高いこと、地域の消防団員確保に困らないなど人材が豊富なことなど「姫路の強み」があるから。木村委員長の言葉を借りると「長い委員会名には、情報通信技術を活用して災害時の被害を防ごうという強い想いがあり、それを実現するために地域防災の実践者が専門委員となって日本で初めて防災計画に反映させる」という意志がよく伝わってきました。

ヤフーの佐竹室長から、「Yahoo!JAPAN」の災害に対する取り組みや、災害情報におけるICT活用などについて、大変有用な情報提供を戴きました。委員の方々からは、まさに災害の現場を経験した肉声を語って頂き、地域防災の現況を理解することができました。

会議の中で驚いたのは、ここ20年間でも大きく住宅構造が変化している(木造家屋73%→59%、鉄筋・鉄骨27%→41%、2階建て以上77%→90%)にも関わらず、防災対応は避難所への水平避難をすることになっていて、避難中の事故を発生させてしまうという現状があることでした。2009年9月に台風9号によって引き起こされた「兵庫県西・北部豪雨」において、佐用町で多くの犠牲者を出してしまったのは記憶に新しいところです。

この時、犠牲になられた方々の中には、避難所への移動中に事故にあった人が少なくなく、水平避難ではなく自宅の上階にあがる垂直避難であれば、助かっていた人が多かったのでは考えられています。現実に、住宅構造の変化から垂直避難が可能になっていることや洪水ハザードマップ作成にみえる垂直避難の有効性、そして複数の委員の災害時の状況報告からは、なぜ「垂直避難」が今の今まできちんと組み込まれていなかったのか、不思議に感じました。

最後に「地域防災情報員制度(コミュニティ情報団)」について、本年8月に発生した「平成24年宇治・山城豪雨水害」を事例として、その必要性と有効性、実現性についてお話しさせて頂きました。次回は来年1月後半になりそうですが、いまから議論の進展と深化がとても楽しみです。

閲覧数612 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2012/11/28 11:21
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